ヒック、ヒック、ヒック、ヒック・・・・・・・・・ヒック、ヒック、ヒック、ヒック・・・・・・・・ヒック、ヒック、ヒック、ヒック・・・・・・・

静まりかえったホテルにこだまする、不気味な音。

ヒック、ヒック、ヒック、ヒック・・・・ジュルジュル・・・ジュルジュル・・・ヒック、ヒック、ヒック・・・・

この不気味な音で子ヒバリはなかなか眠れずにいた。 「ママ、ママ〜、変な音がするよ。怖いよ〜」 子ヒバリの悲痛な声でヒバリも目を覚ました。すると、やはり聞こえてくるあの不気味な音。

ジュルジュル・・・ジュルジュル、ヒック、ヒック、ヒック・・・・・・・・・・

ヒバリ親子は部屋を出て、音のする方へと廊下を進んだ。
しだいに、大きく聞こえてくる不気味な音。

ヒック、ヒック、ヒック、ヒック・・・・ジュルジュルジュル〜〜〜〜

不気味な音を放つ、部屋の前にたどり着いた。

『206号室』

恐る恐る、ドアを開いた・・・・・部屋は真っ暗で何も見えない・・・・不気味な音は部屋の奥の方からするようだ・・・・・・・
部屋の隅になにやら黒い物陰が・・・・・・ヒック、ヒック、ヒックヒック・・・・
ヒック、ヒック、ヒック、ヒック、ヒック、ヒック、ジュル、ジュル、ジュルル〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
黒い物体がくるりと、こっちを振り向いた

「み〜〜〜た〜〜〜〜〜なぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」







*旅行中、決して色紙は渡さないで下さい。