今日、臼井さんプロデュースの「誰も守ってくれない」を観てきたいしちゃんです。

凄く良く出来た映画でした。 臼井さん、素晴らしい!君塚さん素晴らしい! 
犯罪被害者家族の話はよくありますが、犯罪加害者の家族にスポットをあてた内容ってあんまりないですよね!

感動とかはないですが、何故か自然と涙が頬を伝わりました。

「いつから人間は、他者の痛みを感じないようになってしまったのでしょうか。
人の痛みを自分のことのように感じられなくて、人が人を信じたり、愛したり、守ることができるでしょうか。

この映画は、殺人犯の妹を守る刑事の話です。
物語の中では、今現在、この社会が抱えている矛盾がいくつか描かれます。
未成年が犯す犯罪、家族という絆の崩壊、個を切り捨てる組織、誰彼なしに糾弾するマスコミ、暴走を始めたネット、匿名性の恐ろしさ、社会にさらされる個人。
それは、現代の悪意とも呼べるものです。
この映画は、その現実をドキュメンタリータッチで、リアルにありのままに描いていきます。
主人公は傷ついた少女を守ります。
守るということは、その人の痛みを感じることです。
それはとても辛いことで、主人公は必死にもがきます。

この物語は、人が人を守る大切さを描きます。」

By君塚良一。